活性酸素とは?
ヒトが活動する上で欠かすことのできない物質である酸素ですが、体内に残った酸素が他の物質と反応しやすい状態でとどまるのが活性酸素と言われるものです。
この活性酸素が体内の細胞や様々な物質と結びつくことで鉄が錆びるのと同じように身体に異変を引き起こし、これが複数ある老化の原因の一つだと言われています。
抗酸化作用について
活性酸素は体内の細胞で行われる様々な化学反応の副産物として生成されるため、ヒトが活動する上でどうしても体内で発生してしまいます。また活性酸素は悪い面だけでなく免疫系で作用することで身体にとって悪い物質を除去する役割も果たしています。
問題となるのは過剰に発生した活性酸素であり、これらを上手く除去したり働きを抑えたりすることが大切になります。
抗酸化作用を持つ物質は複数あるのですが、日ごろの食事で比較的簡単に摂取できるものがビタミンA・C・Eの三種類。これさえ摂取すれば大丈夫!というものではありませんが、うまく取り入れることで少しでも抗酸化作用を獲得して活性酸素の不必要な活動を抑えるように取り組んでみましょう。
ビタミンA・C・Eについて
それでは三種のビタミンそれぞれについて詳しく見てみましょう。
ビタミンA
ビタミンAは脂溶性(脂に溶けやすい性質)のビタミンでレバー(牛・豚・鶏)やウナギに豊富に含まれています。また体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンはほうれん草・小松菜・ニンジン・カボチャなど緑黄色野菜に豊富に含まれているため意識して摂取したいところ。
ビタミンC
ビタミンCは水溶性(水に溶けやすい性質)で果物・野菜・いも類に豊富に含まれています。熱に弱かったり切り口から流出してしまう性質があるためスープなどにいれて汁ごと飲むのが効果的です。
過剰に摂取した分は尿と一緒に排出されますが、サプリなどによる過剰摂取は注意したいですね。
ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で抗酸化作用が強いビタミンとして注目されています。ナッツ類やオリーブオイルに豊富に含まれていますがナッツ類であればできれば無塩のものをおススメします。また脂質を多く含む食材でもあるため摂りすぎると肥満につながる恐れもあるため要注意!
青汁でビタミンを上手に摂取して抗酸化作用を高めよう!
これさえしておけば!といえるようなことではありませんが、日々の食事で意識してビタミンA・C・Eを上手に摂取することで少しでも抗酸化作用を向上させることが老化を防ぐ助けになってくれます。
野菜が苦手!という方や外食が中心で上手く野菜を摂取できない方はサポートとして青汁を試してみてはいかがでしょう?
薬ではないので青汁を飲むだけで効果があるわけではありませんし、摂りすぎれば肝臓などに悪影響が出る惧れもあるので飲みすぎは禁物ですが日々の食事で足りないビタミンだけでなくミネラルなども補ってくれるので、食生活に不安のある方は是非一度ご検討ください!